七福神とは

室町時代頃に誕生した日本独特の信仰であり、日本の民間信仰において福をもたらすとされる七柱の神々を指す呼称である。
大黒天だいこくてん恵比寿天えびすてん毘沙門天びしゃもんてん弁財天べんざいてん福禄寿ふくろくじゅ寿老人じゅろうじん布袋尊ほていそんという、日本と中国とインドの神様を組み合わせた七体の神様の総称である。
この七福神は室町時代末期から江戸時代にかけて信仰が広まり、特に新年に七福神を巡る「七福神詣」が庶民の間で流行した。
また、宝船に乗ってやってくる姿で描かれることが多く、縁起物やお守りのモチーフとしても親しまれている。

例文

・正月には七福神めぐりをして、家族の健康と繁栄を祈願した。
・七福神が乗った宝船の絵を枕の下に入れると良い初夢が見られるという。
・子どもたちは七福神の像を見て、それぞれの神様のご利益に興味津々だった。
・商売繁盛を願って、店に七福神の色紙を飾っている。

三字熟語 七福神
読み しちふくじん
英訳 the Seven Lucky Gods
使用漢字