五月雨とは

本来旧暦5月に降る長雨を指し、現代の暦ではおおむね6月の梅雨の時期の長くしとしとと続く雨を意味する。
単に「梅雨」の古風な表現であり、俳句では夏の季語として扱われる。
また転じて、「途切れがちに物事が続くさま」や「何度も小出しに物事を行うこと」を比喩的に表現する場合にも用いられる。
「五月雨式に届く」「五月雨式に提出する」などの言い回しが現代でも広く使われている。

例文

・五月雨に煙る古寺の風景は、どこか物悲しく風情があった。
・書類が五月雨式に届くので、整理に手間がかかる。
・会議の途中、五月雨のように質問が続いて時間が押してしまった。
・五月雨の季節になると、庭の紫陽花が色鮮やかに咲き始める。

三字熟語 五月雨
読み さみだれ
英訳 early summer rain
使用漢字