匙加減とは
もともと料理において調味料などの分量を調節することを意味し、「さじ(匙)」の使い方の微妙な加減を指す。
そこから転じて、物事の程度や具合、処置や対応の仕方などを柔軟に調整すること、またその調整の程度を表す言葉として広く使われるようになった。
特に、ある種の裁量や匙を握る側の判断に基づいて結果が変わるような場面、医療、政治、ビジネス、人間関係などにおいて「匙加減一つでどうにでもなる」といった表現で用いられる。
例文
・この薬は効き目が強いので、医師の匙加減が重要となる。
・人間関係においては、距離感の匙加減がものを言う。
・上司の匙加減一つで、プロジェクトの進行が左右される。
・味付けの匙加減を間違えたせいで、煮物がしょっぱくなった。
三字熟語 | 匙加減 |
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読み | さじかげん |
英訳 | discretion |
使用漢字 | 加、匙、減 |