千羽鶴とは

千羽鶴とは、一羽ずつ折った折り鶴を糸で束ね、千羽分を連ねたものを指す。
日本では、古くから「鶴は千年生きる」とされる長寿の象徴であり、千羽鶴は健康長寿、病気平癒、平和祈願、合格祈願などの思いを込めて贈られる。
特に第二次世界大戦後は、被爆地である広島の原爆ドームや長崎の平和公園に奉納される象徴的存在となった。
願いを込めて一羽一羽折り続ける行為そのものが祈りであり、また贈る側と受け取る側をつなぐ心の表現でもある。

例文

・病気の友人のために、千羽鶴を折り始めた。
・広島の平和記念公園には、全国から千羽鶴が届けられる。
・彼女は祖母の快復を願って、毎晩一羽ずつ鶴を折っていた。
・千羽鶴には、折った人々の想いが丁寧に込められている。

三字熟語 千羽鶴
読み せんばづる
英訳 a thousand paper cranes
使用漢字