唯心論とは
心(精神・意識)が万物の根源であるとする哲学的立場を指す。
物質よりも精神を根本に置き、すべての存在や現象は心の働きによって生じると考える。
対立する考え方は「唯物論」であり、こちらは物質が先に存在し、精神はその派生であるとする。
仏教では「一切唯心造」という思想に近く、現実世界も心の作用として捉える解釈がある。
西洋哲学では、バークリーやヘーゲルなどが唯心論に分類される。
例文
・唯心論では、現実世界も心の投影とされる。
・彼の哲学は唯心論的で、物質的なものを軽視する傾向がある。
・唯心論と唯物論の対立は、古代から現代まで続いている。
・仏教の「唯識」思想も、広義には唯心論に含まれる。
三字熟語 | 唯心論 |
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読み | ゆいしんろん |
英訳 | Spiritualism |
対義語 | |
使用漢字 | 唯、心、論 |