好事家とは
風流や趣味、珍奇なもの、美術や文化的対象に強い関心を持つ人物を指す。
一般には、一般受けしないような分野や、通人の世界とされる事柄を愛好し、探究する者をいう。
単なる趣味人を超え、知識や審美眼をもって対象にのめり込む姿勢をもつ者が多い。
場合によっては、やや皮肉を込めて「物好き」や「変わり者」といった意味合いで使われることもあるが、必ずしも否定的な意味ではない。
例文
・彼は浮世絵に魅せられた好事家であり、長年にわたって収集を続けている。
・好事家たちはこぞって、この異国趣味あふれる建築を賞賛した。
・一般人にはただのがらくたに見えるが、好事家にとっては宝の山である。
・新刊よりも古書にしか興味を示さない彼の姿勢は、まさに好事家の鑑である。
三字熟語 | 好事家 |
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読み | こうずか |
英訳 | dilettante |
使用漢字 | 事、好、家 |