好好爺とは

温和で人当たりがよく、誰にでも親切で優しいお年寄りの男性を指す語である。
特に、「気のいいおじいさん」「穏やかで柔和な老人」といった、親しみやすさや人の良さが強調される印象を伴う。
この言葉には、肯定的な意味での「親しみ深い老紳士」のイメージがある一方で、時として皮肉や揶揄を込めて「ただのお人好しで騙されやすい老人」といった否定的な文脈で用いられることもある。
つまり、人物の印象や文脈によって肯定的にも否定的にも変化しうる言葉である。

例文

・近所の好好爺は、いつも子供たちに優しく声をかけてくれる。
・彼は好好爺のふりをしていたが、実は抜け目のない商売人だった。
・駅前に座っているあの好好爺は、町のことをよく知っている人だ。
・好好爺として慕われていたが、詐欺師に騙されてしまったという話もある。

三字熟語 好好爺
読み こうこうや
英訳 kind old man
使用漢字