如夜叉とは

「まるで夜叉のようであること」を意味する表現である。
夜叉とはインド神話や仏教に登場する鬼神であり、特に忿怒ふんぬの相を持ち、恐ろしい顔や荒々しい性格を象徴する存在である。
したがって如夜叉は、激しい怒りや恐ろしい形相、または乱暴なふるまいをする人に対して比喩的に使われる語であり、主に人の怒りの激しさ、または外見の恐ろしさを強調する場合に用いられる。
文学的・古典的な文脈での使用が多い。

例文

・母は怒ると如夜叉のごとく恐ろしい顔を見せた。
・武将は戦場において如夜叉の勢いで敵を蹴散らした。
・彼女は如夜叉の形相で部下を叱りつけた。
・その絵には、如夜叉のような鬼気迫る人物が描かれていた。

三字熟語 如夜叉
読み にょやしゃ
英訳 like a demon
使用漢字