屯田兵とは

明治政府が北海道の開拓と警備のために設置した農兵。
1874年(明治7年)に制度が設けられ、翌年から実施、1904年(明治37年)に廃止された。
兵士でありながら開拓や農業をも担った人々を指す言葉である。
日本では明治時代に北海道の開拓と防衛を目的として設けられた制度に基づき、士族などを農兵として移住・定住させた例が有名である。
屯田兵は軍事訓練を受けつつ、平時には農業を営み、地域の防衛と開拓の両面を担った。制度は1904年に終了したが、屯田兵による地域形成の影響は今も残る。

例文

・北海道の町には屯田兵による開拓の歴史が根づいている。
・祖父の家系は屯田兵で、明治期に北海道へ渡った。
・屯田兵は農地を開きつつ、国境防備にも従事していた。
・昔の屯田兵の住居が記念館として保存されている。

三字熟語 屯田兵
読み とんでんへい
英訳 military settler
使用漢字