広小路とは

江戸時代に都市設計の一環として設けられた、幅の広い道路や通りのことである。
特に火除地ひよけちとして、火災の延焼を防ぐために町の中に意図的に作られた空間や広い通路を指す場合が多い。
後に、人通りの多い繁華街、商業地区としても発展し、「広小路」は名古屋・上野・静岡など日本各地の地名や通りの名前にもなっている。
また、広くにぎやかな通りを象徴する言葉として、文学や落語などでも用いられる。

例文

・広小路には商店が立ち並び、常ににぎわっていた。
・江戸の防火対策として広小路が各所に設けられた。
・昔の広小路は今やショッピングモールに姿を変えた。
・夕暮れの広小路を、屋台の明かりが彩っていた。

三字熟語 広小路
読み ひろこうじ
英訳 broad avenue
使用漢字