御破算とは

一度決まった物事、取り決め、計画、交渉、商談などをすべて白紙に戻すこと、または無かったことにすることである。
本来の語源は、そろばんで計算した内容を帳消しにしてゼロに戻す操作「破算」に、敬語の「御」をつけた表現で、商人や芸人の世界で用いられていた。
現代では、契約・交渉・計画などが何らかの理由で取りやめになったり、白紙に戻されたりする場合に比喩的に用いられる。
ネガティブな結末を含意することが多く、努力や積み重ねが水の泡になるニュアンスもある。

例文

・契約直前で条件が折り合わず、結局御破算になった。
・結婚の話も出ていたが、両家の意見が食い違い、御破算となった。
・長年準備してきた計画が、一言で御破算にされてしまったのは悔しい。
・一度は内定が決まったが、会社都合で御破算となったと連絡が来た。

三字熟語 御破算
読み ごはさん
英訳 back to square one
使用漢字