御釈迦とは

本来は仏教の開祖「釈迦しゃか」(釈迦牟尼、ゴータマ・シッダールタ)に敬称「」をつけた語であり、仏そのものを指す尊敬表現である。
しかし、日常的な俗語としては「壊れて使いものにならなくなった物」や「失敗してやり直しがきかなくなった物事」を指す隠語的な用法が存在する。
たとえば、花火職人や製造業の現場などで「これは御釈迦になった」というように使う。
この俗用の由来には諸説あるが、一度仏(釈迦)になったら人間には戻れない=元に戻らない、という意味合いから派生したとも言われている。

例文

・この部品は溶接ミスで御釈迦になってしまった。
・作っていた模型が落下して、完全に御釈迦だ。
・御釈迦になった製品はリサイクル用に回収される。
・花火が途中で湿気を吸って御釈迦になったらしい。

三字熟語 御釈迦
読み おしゃか
英訳 Shakyamuni
the Buddha
使用漢字