怪文書とは
発信者が不明であったり、内容が事実かどうか曖昧だったりする、不審で疑わしい文書を指す。多くの場合、匿名で配布されたり、投函・送付されたりする文書であり、政治・企業・個人などを中傷・告発する内容が含まれることが多い。
通常、公式な文書や報告とは異なり、その真偽が不確かなまま出回るため、読み手に混乱や疑念を抱かせる。
時に、特定の人物や組織の信用を意図的に傷つける目的で作成される悪質なものもある。
怪文書は、古くから政界や企業内で「内部告発」「デマ拡散」「陰謀説」などの手段として使われてきたが、現代ではインターネット上の匿名掲示板やSNSにおける「怪情報」の延長としても理解されている。
例文
・役所に匿名で怪文書が送られてきたが、内容に信ぴょう性はなかった。
・選挙の直前に対立候補を中傷する怪文書が出回った。
・社内で怪文書がばらまかれたことで、現場に混乱が生じた。
・ネットに書かれていた情報は、怪文書レベルのものに過ぎなかった。
三字熟語 | 怪文書 |
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読み | かいぶんしょ |
英訳 | anonymous document |
使用漢字 | 怪、文、書 |