我楽多とは

壊れたり古くなったりして役に立たなくなった物、または一見して無価値と思えるような雑多な物品のことを指す三字熟語である。
現代では「がらくた」とひらがなで書かれることが多いが、漢字表記として「我楽多」が用いられることもある。
由来としては、「わが」「たのしみ」「おおし」の意味から転じて、雑多でまとまりのない物という意味に変化したとされる説もある。
また、一部には「我」=「自分勝手」、「楽」=「気ままに」、などの否定的な意味を含めた解釈も見られる。
江戸時代などには、紙屑や古道具類をまとめて「我楽多」と称して回収・売買されることもあり、現在でも「我楽多市」や「がらくた市」といった催しが開かれる例がある。

例文

・部屋の片隅には、捨てられない我楽多が山のように積まれていた。
・祖父の倉庫から出てきた我楽多の中に、意外な骨董品があった。
・我楽多だと思っていた古いラジオが、今では高値で取引されている。
・祭りの縁日では、我楽多市で掘り出し物を探すのが楽しみだ。

三字熟語 我楽多
読み がらくた
英訳 junk
trash
使用漢字