拍子木とは

硬い木(通常は樫や檜)で作られた2本一組の棒で、打ち鳴らすことで音を出す道具である。
日本の伝統芸能(歌舞伎や能など)で場面転換や開始を知らせるためや、火の用心の夜回り、また神事・儀式などで使われることが多い。
澄んだ高い音が特徴で、注意を引く目的でも用いられる。
古くから「合図」「開始」「警戒」の象徴的役割を持っている。

例文

・夜の町に「火の用心」の声と拍子木の音が響いた。
・拍子木の音が鳴り、芝居の幕が上がった。
・神社の儀式の始まりに、拍子木が三回打たれた。
・昔は火事を知らせるために拍子木を鳴らしていた。

三字熟語 拍子木
読み ひょうしぎ
英訳 wooden clappers
使用漢字