数奇屋とは

茶室建築様式の一つ、またはその様式を用いた住宅・建築を指す語である。
数奇すき」とは、風流・風雅を好む心を表し、数奇屋とは本来、茶の湯や趣味を極めた人のための建築様式である。
侘び・寂びを基調とし、素材の自然美を生かした簡素で洗練された造りが特徴で、千利休の美意識に影響を受けている。
数寄屋造(数奇屋造)とも呼ばれ、桂離宮などがその代表例である。現代では料亭や高級和風住宅にも応用されている。

例文

・数奇屋造の茶室には、日本の美意識が凝縮されている。
・老舗旅館は、数奇屋風の客室で客をもてなしている。
・数奇屋建築には、素材の自然な味わいが生きている。
・数奇屋の静謐な空間で、一服の抹茶を味わった。

三字熟語 数奇屋
読み すきや
英訳 tea-ceremony house
使用漢字