昼行灯とは

本来「昼間に灯っている行灯あんどん」のことであり、明るい昼には無用・目立たず・意味をなさないことから転じて、「のろまで目立たない人」「ぼんやりしていて存在感のない人物」「覇気のない者」といった意味を持つ表現である。
多くの場合、皮肉や揶揄を込めて使われる俗語的な言い回しであり、特に職場や組織内で「何を考えているのかわからないが無害な人」として使われることもある。
ただし、時には「実は有能だが、普段は目立たない人物」という二重の評価を含ませる場合もある(例:時代劇の主人公などで用いられる演出)。

例文

・彼は昼行灯のように静かだが、芯は強い。
・会議中も発言せず、まるで昼行灯のような存在だった。
・昼行灯と言われていた彼が、いざという時に真価を発揮した。
・昼行灯のように見えて、実は組織の裏のキーマンだった。

三字熟語 昼行灯
読み ひるあんどん
英訳 dimwit
使用漢字