有神論とは

神の存在を信じる立場や思想を指す哲学・宗教上の概念である。
世界や宇宙には創造者あるいは超越的存在である神が存在し、秩序や道徳、生命の源を司っているという考え方である。
キリスト教、イスラム教、ユダヤ教など多くの一神教的宗教がこの立場に属する。
有神論は、神を信じない「無神論」、あるいは神の存在を知ることは不可能だとする「不可知論」と対比される。
また、自然の中に神を見出す汎神論と区別されることもある。

例文

・有神論に基づく世界観では、人間は神の意志に従って生きるべきとされる。
・哲学者の中にも有神論者と無神論者の両方が存在する。
・有神論は宗教的倫理観の土台となることが多い。
・科学と有神論の共存をめぐる議論は今なお続いている。

三字熟語 有神論
読み ゆうしんろん
英訳 theism
対義語
使用漢字