桃源郷とは

現実離れした理想の世界や、俗世の喧騒から隔絶された平和で幸福な土地を意味する。
語源は中国の詩人・陶淵明による『桃花源記』に登場する理想郷「桃花源」に由来する。
そこでは人々が戦乱を逃れて隠れ住み、自然と共に調和して暮らしていた。
現代では、現実には存在しないが、誰もが心に描く理想的な世界や場所の象徴として比喩的に用いられる。

例文

・彼は老後を桃源郷のような土地で過ごしたいと願っている。
・この村の風景は、まるで桃源郷に迷い込んだかのようだ。
・彼女にとっての桃源郷は、静かな湖畔の小屋だった。
・都会の喧騒を離れ、桃源郷を探しに旅に出た。

三字熟語 桃源郷
読み とうげんきょう
英訳 utopia
対義語
使用漢字