水掛論とは

双方の主張がかみ合わず、どちらも自分の意見を曲げずに平行線をたどるばかりで、結論が出ない無益な議論のことを指す。
もとは互いに水をかけ合って争う様子を例えた言葉で、水をかけても何も解決しないように、感情的な言い合いになって建設的な話にならないことを示す。
議論の本質がずれたり、言葉尻をとらえての応酬に終始するようなときに使われる。

例文

・政治家同士の議論はいつも水掛論に終わる。
・水掛論になりかけたので、冷静に話し合いを仕切り直した。
・互いの感情が先走って、水掛論から抜け出せなかった。
・その会議は、水掛論に終始して何の決定もされなかった。

三字熟語 水掛論
読み みずかけろん
英訳 futile argument
使用漢字