無分別とは
物事の道理や善悪、損得などをわきまえず、軽率に行動することを指す。
判断力や思慮が乏しく、深く考えずに物事を行う態度や性質を表す。
一般的には否定的な意味合いで用いられる。
なお、仏教においては「分別」が執着や煩悩を生む心の働きであるとして、「無分別」は悟りに近い理想的な心の状態を意味する用法も存在する。
ただし、日常語では前者の否定的な意味で使われることが圧倒的に多い。
例文
・無分別な言動が原因で信頼を失った。
・子どもの無分別を叱るのも大人の役割だ。
・無分別にお金を使ってはいけない。
・無分別とはいえ、まだ若さゆえの過ちでもある。
三字熟語 | 無分別 |
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読み | むふんべつ |
英訳 | indiscretion |
使用漢字 | 分、別、無 |