無辺際とは

果てや限りがないことを意味する語である。
空間や時間、あるいは物事の広がりが無限である様子を表す。
仏教的な文脈では、宇宙や真理、仏の慈悲などの計り知れない広がりを形容する際にも用いられる。
漢字の構成から、「へり」にも「きわ」にも到達しないという意味を持ち、「どこまでも広がっている」「限界が存在しない」といった抽象的な広がりを示す。

例文

・宇宙の広がりは無辺際で、人知を超えている。
・仏の慈悲は無辺際にして計り知れぬ。
・無辺際な景色に心が洗われた。
・人間の欲望は時に無辺際であるとも言える。

三字熟語 無辺際
読み むへんざい
英訳 limitless
類義語
使用漢字