片意地とは

自分の考えや態度に一方的にこだわって、他人の意見を聞き入れずに押し通そうとする頑固さや意地のことを指す。
「片」は「一方的」、「意地」は「信念や感情を曲げまいとする心」といった意味を持ち、「片意地」は「偏った意地」や「かたくなな態度」という意味合いになる。
この言葉は、一般的にネガティブな文脈で使われ、柔軟性に欠ける、協調性に乏しいといった印象を与える。
他者との関係において、必要以上に自分を通そうとする態度をたしなめる際に使われることが多い。

例文

・彼は片意地を張って、自分の非をなかなか認めようとしなかった。
・そんなに片意地にならずに、たまには人の話を聞いてみるべきだ。
・子どものころから片意地な性格で、親も手を焼いていたらしい。
・交渉の場で片意地を張ると、かえって不利になることが多い。

三字熟語 片意地
読み かたいじ
英訳 stubbornness
obstinacy
使用漢字