玄人跣とは

玄人くろうと」=その道の専門家、熟練者、「はだし」=裸足、を組み合わせた表現で「専門家も裸足で逃げ出すほどの腕前の持ち主」、すなわち「並の玄人以上に優れた技量を持った人」を意味する。
転じて、「あまりにも腕が立つために、プロさえ舌を巻くような人物」や、「極めて熟練した素人離れした人」「達人」を称える言い回しとして用いられる。
多くは褒め言葉であり、驚きをもって賞賛する語感を持つ。
なお、まれに反語的・皮肉な意味で用いられることもあるが、基本的には実力者への敬意を含む表現である。

例文

・あの将棋の指し手は玄人跣で、プロも驚くほどだった。
・彼の料理の腕は玄人跣で、まるで一流のシェフのようだ。
・素人ながら玄人跣の演奏に、観客は息を呑んだ。
・このプログラムは学生が書いたとは思えないほどの玄人跣だ。

三字熟語 玄人跣
読み くろうとはだし
英訳 so skilled that even the pros are amazed
使用漢字