腰巾着とは
常に特定の人物のそばにいて離れず、追従や媚びへつらいを繰り返す人物を指す表現である。
本来の意味は、腰にぶら下げる小さな袋(巾着)のことだが、転じて「いつも誰かの腰にぶら下がって離れない人」、つまり権力者や上司、有力者などに取り入り、つき従ってばかりいる人間を揶揄する言葉として使われるようになった。
現代では、取り巻き・太鼓持ち・おべっか使い・イエスマンなどと同義に使われ、否定的な意味を強く持つ。
例文
・社長の腰巾着ばかりが出世して、真面目に働く社員が報われない職場である。
・あいつは常に部長の腰巾着として立ち回り、自分の手は汚さない。
・芸能界にも腰巾着的な存在が多く、実力より人脈が物を言う世界だ。
・腰巾着ではなく、自分の信念に従って行動するべきだと思う。
三字熟語 | 腰巾着 |
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読み | こしぎんちゃく |
英訳 | hanger-on |
使用漢字 | 巾、着、腰 |