見巧者とは

芝居・舞台・芸能・芸術などを長年見てきたことで、目が肥えていて鑑賞眼が鋭い人物を指す語である。
「巧みを見る者」、すなわち「技芸の巧拙を見抜く目を持った人」の意が込められており、観客の中でも特に知識や経験を持った玄人筋や通人を意味することが多い。
歌舞伎や能、茶道、工芸といった伝統芸術の世界で、演者や作者にとっては「見巧者に評価されること」が一種の名誉ともされる。

例文

・彼は見巧者で、舞台の細かい演出にも気づく。
・新作の茶碗が見巧者の目にどう映るかが気になる。
・見巧者にほめられると、本当に実力がある証とされる。
・見巧者の批評は時に厳しくも的確である。

三字熟語 見巧者
読み みごうしゃ
英訳 discerning viewer
対義語
使用漢字