親分肌とは

他人の面倒を見るのが好きで、人を引っ張っていくタイプの性格や気質を表す言葉である。
特に、「親分」のように頼りがいがあり、義理人情に厚く、周囲から自然と人望を集めるような人物を形容する際に用いられる。
この「肌」は「性格・気質・性分」を意味し、「~肌」とつけることでその人の傾向や人柄を表す日本語の表現法の一つである。
一般には男性に対して使われることが多いが、女性に対して「姉御肌」という類似表現もあり、どちらも「面倒見が良くて頼りになる」というニュアンスを持つ。
リーダーシップ、包容力、正義感といった要素が強く含まれるが、必ずしも公式な指導者である必要はなく、非公式でも人をまとめる力を持つ人を指すこともある。

例文

・彼は昔から親分肌で、誰かが困っていると放っておけない性格だ。
・新しく来た部長は親分肌で、部下からの信頼も厚い。
・あの人の親分肌なところに惹かれて、皆が自然と集まってくる。
・チームをまとめるには、こういう親分肌の存在が欠かせない。

三字熟語 親分肌
読み おやぶんはだ
英訳 natural leader
big brother type
使用漢字