貧乏神とは

日本の民間信仰や伝承において「貧乏をもたらす神」とされる存在である。
家や人に取り憑くことで運気を下げ、財産を失わせ、不幸や不運を引き寄せると信じられている。
古くは江戸時代の滑稽本や芝居などにも登場し、擬人化された存在として描かれることも多い。
現代では、実在の人物や物事に対して「運が悪くなる原因」として比喩的に使われ、「あの人は貧乏神みたいだ」「関わると貧乏神がつく」といった形で、不吉なものの象徴や嫌われ者を指す軽侮的な表現にもなっている。

例文

・あの人といると仕事がうまくいかない、まるで貧乏神だ。
・貧乏神が家に取り憑いたかのように、出費が続いている。
・この財布、使い始めてから不幸ばかりだ、貧乏神がついているのかもしれない。
・笑って追い出さなきゃ、貧乏神はずっと居座るぞ。

三字熟語 貧乏神
読み びんぼうがみ
英訳 god of poverty
類義語
使用漢字