野暮天とは

気の利かない人間、間が抜けていて鈍感な人を指す俗語的な表現である。
「野暮」とは洗練されていない、粋でないという意味を持ち、「天」は「天然(ぼけ)」のように、鈍さや愚かさを表す語として使われている。
つまり、「野暮」で「鈍い」人物という、二重の否定的ニュアンスを含んだ言葉である。
日常会話では冗談や軽いからかいとしても使われるが、本質的にはやや侮蔑的な語感を持つ。

例文

・あんなに空気が読めないとは、まったく野暮天だな。
・野暮天なふりをして、実は一番状況をわかっているのかもしれない。
・彼の野暮天ぶりには、みんながあきれていた。
・恋愛に関しては、どうも自分は野暮天らしい。

三字熟語 野暮天
読み やぼてん
英訳 clueless person
使用漢字