金壺眼とは

目が丸く深くくぼんでいること、または貪欲な目つき、怒りに満ちた鋭い目つきを表す言葉である。
「金壺」は金属製の壺のことで、その形状に例えて、眼球が壺のように深く落ち込んだ様子を指す。
見た目の特徴としては、眼窩がくっきりとしていて、目がぎょろりとしている状態を表すことが多く、時に不気味さや異様さを帯びた表現として使われる。
また、内面の性質(強欲さ・怒気・陰湿さなど)が外見に表れた目つきとして形容されることもある。

例文

・男は金壺眼をぎらつかせて、獲物を狙うような視線を投げかけた。
・上司の金壺眼が部屋に入った瞬間、空気が凍りついた。
・鏡を見ると、疲れきった自分の顔に金壺眼が浮かんでいた。
・あの政治家の金壺眼からは、権力への異様な執着が感じられた。

三字熟語 金壺眼
読み かなつぼまなこ
英訳 sunken eyes with a greedy look
使用漢字