金輪際とは

仏教用語。
仏教の世界観では『金輪』は、金輪、水輪、風輪とそれぞれ縦に繋がっていて、『金輪』の最下部、『水輪』と接する境目を金輪際という。
この境目は地上の島に住む人間からすれば、はるかな底であることから、「物事の極限」を意味する。

現在では打ち消しの語を伴って、「金輪際~ない」の否定形で使われ、「決してない」「断じてない」「これ以上はない」というニュアンスで用いられるようになった。

例文

・彼の裏切りを知って、金輪際あんな男とは関わらないと決めた。
・金輪際こんな失敗は繰り返さないと、心に誓った。
・あの会社には金輪際仕事を頼まないつもりだ。
・彼女は金輪際許さないという表情で、静かに去っていった。

三字熟語 金輪際
読み こんりんざい
英訳 never again
使用漢字