閻魔帳とは

本来、地獄の閻魔大王が死者の生前の行いを記した帳面を指す語である。
転じて、学校や職場などで、教師や上司が欠点や悪事などを記録しておく帳面やノートのことを俗に「閻魔帳」と呼ぶことがある。
主に教育現場では、生徒の行動や態度、欠席、遅刻などを記録するためのノートとして使用される。
警告や反省を促す意味合いを込めて、ややおどけた表現としても用いられる。

例文

・生徒の素行を記録するために教師が閻魔帳をつけている。
・閻魔帳に名前が載ると、しばらく担任の監視が厳しくなる。
・授業中の私語が続いたため、彼の名前が閻魔帳に記された。
・昔の同級生の中には、いつも閻魔帳の常連だった者もいる。

三字熟語 閻魔帳
読み えんまちょう
英訳 record of wrongdoings
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使用漢字