音沙汰とは
人からの便りや連絡、消息などを指す言葉である。
特に「音」は「声や手紙」「便り」など、「沙汰」は「知らせ」「報告」「裁き・処置」などの意味を持ち、合わせて「何かしらの連絡・反応があること」を意味する。
一般的には「音沙汰がない」という否定形で使われることが多く、「長らく連絡が途絶えている」「何の反応もない」といった意味を含む。
また、状況の進展がなく、事の成り行きが不明なときにも用いられる。
古語では、「沙汰」単体でも「命令」「取り計らい」などの意味で広く使われていた。
例文
・彼から半年も音沙汰がなく、少し心配している。
・就職活動の結果について、まだ音沙汰がない。
・災害後の被災地から音沙汰が届いて、皆で安堵した。
・昔の友人から突然音沙汰があり、懐かしさに胸が熱くなった。
三字熟語 | 音沙汰 |
---|---|
読み | おとさた |
英訳 | correspondence |
使用漢字 | 汰、沙、音 |