風見鶏とは
屋根の上などに取り付けられ、風向きを知るための道具で、鶏の形をした飾りが付いているものが多い。
風が吹く方向によってくるくると向きを変えることから、天候の予測や農作業の参考にされてきた。
この実用品としての意味のほかに、比喩的には「その時々の情勢や周囲の意見によって態度や意見を変える人」を指して使われる。
つまり、自分の信念を持たず、時流に流されやすい人物をやや否定的に表現する言葉である。
また、政治やビジネスの世界などで「風見鶏的な対応」「風見鶏政治家」などの表現がされることも多い。
例文
・あの政治家は風見鶏のように、世論の流れに合わせて発言を変える。
・風見鶏がくるくる回っていて、今日は風が強いとわかる。
・彼のように風見鶏的な態度では、部下の信頼を得られない。
・組織の中には、常に上司の意見をうかがう風見鶏がいるものだ。
三字熟語 | 風見鶏 |
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読み | かざみどり |
英訳 | weathercock |
類義語 | |
対義語 | |
使用漢字 | 見、風、鶏 |