両成敗とは
争いごとにおいて、どちらにも非があると判断し、双方を等しく罰することを意味する語である。
公平さや中立を保つ処置として用いられる一方で、場合によっては不満や不公平感を招くこともある。
日本の中世・戦国期においては、喧嘩両成敗という法制度も存在した。
現代でも比喩的に用いられる。
例文
・喧嘩の責任は両者にあるとして、先生は両成敗の判断を下した。
・両成敗の方針に、生徒たちは納得がいかない様子だった。
・古代の法では、武士同士の私闘は両成敗とするのが原則だった。
・両成敗の処置は一見公平だが、個別事情を無視する危険もある。
三字熟語 | 両成敗 |
---|---|
読み | りょうせいばい |
英訳 | punish both sides |
使用漢字 | 両、成、敗 |