並大抵とは

「ごく普通の程度」「ありふれた範囲内」「並の力量や努力」を意味する語である。
主に否定表現とともに用いられ、「並大抵ではない」や「並大抵のことではない」という形で、非常に困難であること、常人には耐えがたいこと、尋常ではない状況を強調する。
肯定形で使うことは稀であり、実質的に「常ではない」「容易でない」というニュアンスを帯びている。

例文

・この難題を解決するには、並大抵の努力では足りない。
・彼の成功は、並大抵の苦労ではなかったことを物語っている。
・並大抵の覚悟で始めると、すぐに挫折してしまうだろう。
・災害復旧の現場は、並大抵の厳しさではなかった。

三字熟語 並大抵
読み なみたいてい
英訳 not ordinary
使用漢字