付焼刃とは

一時的に身につけた知識や技能であり、表面的には役に立ちそうに見えても、実際には応用が利かず、すぐに限界が露呈することを指す。
もともとは、刀剣の刃こぼれを修理するために刃先だけを焼き直して付け加える処置を指していたが、本格的な鍛造によるものに比べて脆く、実用に耐えないという意味合いが込められている。
転じて、急場しのぎや中途半端な学習、準備不足を指して使われる。

例文

・付焼刃の英語力では、海外出張で通用しなかった。
・試験前日に詰め込んだ知識は、所詮付焼刃にすぎない。
・彼の発表は付焼刃で準備された内容で、質問に答えられなかった。
・付焼刃ではなく、日頃からの積み重ねが大切であると痛感した。

三字熟語 付焼刃
読み つけやきば
英訳 superficial knowledge
使用漢字