南無三とは
仏教に由来する言葉で、本来は「南無三宝=仏・法・僧の三宝に帰依します」の略である。
のちに世俗化し、驚いたときや、危険・失敗・不幸などに直面したときに思わず発する感嘆や祈願の言葉として使われるようになった。
文語や古風な語感を持ち、現代では文学的・芝居がかった場面、または古典の引用などで見られる程度である。
例文
・足を滑らせて崖から落ちそうになり、思わず南無三と叫んだ。
・南無三、財布を家に忘れてきたとは気づかなかった。
・忍び込んだ屋敷で見つかり、南無三とばかりに逃げ出した。
・祖父は驚くとよく「南無三」と言って目を丸くしていた。
| 三字熟語 | 南無三 |
|---|---|
| 読み | なむさん |
| 英訳 | oh my god |
| 使用漢字 | 三、南、無 |