口呼吸とは
鼻ではなく口を使って空気の出入り、つまり呼吸を行うことを意味する三字熟語である。
通常、人間は安静時に鼻呼吸を行うのが自然であり、鼻は空気中の異物や雑菌を取り除き、湿度と温度を調整する機能を持っている。
一方で、口呼吸はこれらの生理的機能を迂回するため、健康上のリスクを伴うことがある。
口呼吸が習慣化すると、口内が乾燥しやすくなり、虫歯・歯周病・口臭・風邪などの原因となる。
また、睡眠時無呼吸症候群や姿勢の乱れ、集中力の低下にも関係するとされる。
主な原因には鼻づまり、アレルギー性鼻炎、癖、姿勢の悪さなどが挙げられる。
小児期に習慣化すると顎の発達や歯並びに悪影響を与えるため、医学的にも矯正や訓練が推奨されることがある。
例文
・彼はいつも口呼吸をしていて、風邪をひきやすい。
・医者に口呼吸をやめるよう注意されたので、鼻呼吸の訓練を始めた。
・子どもの口呼吸が続くため、歯科で相談することにした。
・睡眠中の口呼吸が原因で、朝起きると喉が痛くなる。
三字熟語 | 口呼吸 |
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読み | くちこきゅう |
英訳 | mouth breathing |
使用漢字 | 口、吸、呼 |