天王山とは

京都府大山崎町にある実在の山の名称であり、歴史的には1582年、羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)と明智光秀が戦った「山崎の戦い」の戦略的要衝として知られている。
この戦で秀吉が天王山を押さえたことが勝敗を決したとされ、それ以降「勝負を分ける重大な分岐点」や「運命を決する場面」の比喩として用いられるようになった。
現代ではスポーツやビジネス、人生の局面などにも幅広く比喩的に使われている。

例文

・この試合は今季の天王山ともいえる重要な一戦だ。
・天王山を制する者が、天下を手に入れると信じられていた。
・契約交渉は、いよいよ天王山の段階に入った。
・人生の天王山を前にして、彼は迷わず前進した。

三字熟語 天王山
読み てんのうざん
英訳 decisive moment
対義語
使用漢字