小気味とは

動作・発言・展開などが軽快で心地よく、見ていて気持ちがよいと感じられることを表す語である。
テンポがよく、すっきりしていて快い印象を与えるような状態や様子に対して使われる。
また、「小気味よい」「小気味悪い」といった形で用いられるのが一般的であり、それぞれポジティブ・ネガティブな感覚を表現する。
肯定的な意味では、手際よい処理や鮮やかな言動を褒める語感がある。
漢字の「小」は「少し」という意味合いではなく、「細やかだが鋭い感触」や「気分を刺激する細やかな感覚」に近い。

例文

・あの芸人のテンポのよい話しぶりは、実に小気味がよい。
・見事に決まった一撃が小気味よく、観客を沸かせた。
・上司の痛快な切り返しが小気味よく、会議の空気が変わった。
・小気味のよい編集が施された映画で、最後まで飽きずに観ることができた。

三字熟語 小気味
読み こきみ
英訳 refreshing
使用漢字