成文法とは

法律が明文化され、文章の形で制定された法規を指す。
憲法、法律、政令、省令などがこれにあたり、国の立法機関によって正式に定められた条文が存在する。
対義語は「不文法」で、慣習や判例に基づいて成立している法である。
成文法は明確性が高く、法的安定性と予測可能性を保障する点に特徴がある。
日本をはじめ、多くの国が成文法を中心とした法体系(大陸法系)を採用している。

例文

・日本の民法は、成文法の代表例である。
・成文法があることで、法の解釈が一定に保たれる。
・成文法と不文法の関係を比較して論じた。
・近代国家は、成文法によって社会秩序を維持している。

三字熟語 成文法
読み せいぶんほう
英訳 statutory law
対義語
使用漢字