曼荼羅とは

密教における宇宙観や仏の世界を視覚的・象徴的に表現した図像のことである。
サンスクリット語の「マンダラ」を音訳した語で、「本質を有するもの」「円(サークル)」という意味を持つ。
中心に大日如来などの尊像を据え、四方に諸尊を配置して、仏の教えや宇宙の構造、悟りへの道を示している。
絵画や立体で表現されることが多く、代表的なものには「胎蔵界曼荼羅」「金剛界曼荼羅」がある。
近年では、比喩的に「複雑に入り組んだ構造」や「象徴的な世界観」を表す際にも使われる。

例文

・寺院には美しく彩色された曼荼羅が掲げられていた。
・曼荼羅は密教において重要な修行の対象である。
・芸術家が曼荼羅をモチーフにした抽象画を制作した。
・複雑な人間関係を曼荼羅のように整理してみた。

三字熟語 曼荼羅
読み まんだら
英訳 mandala
使用漢字