燕尾服とは
男性用の正礼装(もっとも格式の高い礼服)の一つで、上着の後ろの裾がツバメの尾のように二つに割れて長く垂れていることからその名が付いた。
もともとは欧米の夜の正装であり、現代でもクラシックの演奏会、宮中晩餐会、オペラ、式典など特に格式高い場で着用される。
通常、黒の上着に白の蝶ネクタイ、白のベスト、黒のズボン(側章付き)を合わせる。
昼間の正礼装であるモーニングコートとは異なり、燕尾服は夜間の正礼装とされる。
例文
・オーケストラの指揮者は、伝統に従い燕尾服を着て登場した。
・燕尾服を着る機会は少ないが、その分特別な意味を持つ装いでもある。
・彼は初めての舞踏会で燕尾服に身を包み、緊張しながらも誇らしげだった。
・燕尾服の着こなしには、ただの礼儀以上の美意識と所作が求められる。
三字熟語 | 燕尾服 |
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読み | えんびふく |
英訳 | Tailcoat |
使用漢字 | 尾、服、燕 |