紙芝居とは
紙に描かれた絵を順番にめくりながら、物語を語る形式の演劇・読み聞かせである。
昭和初期から中期にかけて、主に子ども向けの娯楽として広まった。
語り手は絵の後ろに立ち、観客に絵を見せつつ、話を読み聞かせるというスタイルが一般的である。
紙芝居はストーリーテリングと視覚芸術が融合した表現形式であり、教育・宣伝・道徳の啓発などにも活用された。
かつては自転車で町を回る「紙芝居屋」が存在し、駄菓子を売りながら演じるスタイルが主流であった。
現代では、図書館や保育園、博物館などで伝統的文化として継承・活用されており、デジタル紙芝居という形でアニメーションにも応用されている。
例文
・紙芝居を通じて、子どもたちは物語の世界に引き込まれていった。
・昔は駄菓子屋の前で紙芝居を見るのが、子どもたちの楽しみだった。
・紙芝居は視覚と聴覚を同時に刺激する、優れた教育手法である。
・デジタル技術によって、現代の紙芝居は新たな表現を獲得している。
三字熟語 | 紙芝居 |
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読み | かみしばい |
英訳 | picture-story show paper drama |
使用漢字 | 居、紙、芝 |