総本山とは
仏教の各宗派における本寺(中心となる寺院)を指す言葉である。
特に日本では、各宗派の宗務を統括し、僧侶の養成や布教活動を行う中心地となる寺院を「総本山」と呼ぶ。
たとえば、比叡山延暦寺(天台宗)、高野山金剛峯寺(真言宗)、東本願寺や西本願寺(浄土真宗)などがそれにあたる。
転じて、ある分野や業界における中心的存在や、最も権威ある拠点を比喩的に「総本山」と呼ぶこともある。
例文
・天台宗の総本山は比叡山延暦寺である。
・彼はその流派の総本山で修行を積んだ僧侶だ。
・書道界の総本山として知られる団体が主催する展覧会だ。
・総本山の判断が、全国の寺院に影響を与える。
三字熟語 | 総本山 |
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読み | そうほんざん |
英訳 | head temple |
使用漢字 | 山、本、総 |