表沙汰とは
内密にされていた事柄や秘密、問題などが公の場に出ること、あるいは人々の知るところとなって世間で話題になることを意味する。
もともとは「表(世間・公の場)」と「沙汰(知らせ・裁き・話題)」が組み合わさった語であり、「公になってしまうこと」「世間に騒がれること」といったニュアンスを持つ。
多くの場合、「不祥事」「スキャンダル」「不都合な事実」など、望ましくない事柄が露見する場合に用いられることが多い。
また、「表沙汰になる」や「表沙汰にしない」などの形で使われ、対外的な信用や評判に関わる場面で使われやすい。
例文
・社内の不正が表沙汰となり、社長が謝罪会見を開いた。
・その事件は長らく隠蔽されていたが、ついに表沙汰になった。
・表沙汰にしないよう、関係者全員に口止めをしたという。
・表沙汰になれば企業の信用に大きな傷がつくと懸念されている。
三字熟語 | 表沙汰 |
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読み | おもてざた |
英訳 | to become public to come to light |
使用漢字 | 汰、沙、表 |