金槌頭とは
金槌のように頑固で融通が利かない頭、あるいは非常に鈍くて物事を理解しない頭(人)を揶揄・非難的に表現した言葉である。
「金槌」は鉄でできた固く重い工具であり、「頭」と組み合わさることで、知的柔軟性がない、思考が硬直している、頭の回転が鈍いといった意味合いになる。
特に教育や議論の場面で、「あの人は金槌頭だ」と言えば、教えても理解しない、考えが変わらない、といった否定的な人物評になる。
なお、非常に稀に「叩きやすい対象」としての意味も文脈によっては含まれるが、基本的には「頭が固い」「頭が鈍い」の意味で使用される。
例文
・いくら説明しても理解しない金槌頭には、もはや言葉も尽きた。
・彼は金槌頭だが、誠実さだけは誰にも負けなかった。
・新しい技術を拒む金槌頭の上司に、若手は苦労していた。
・あの子は勉強は苦手で金槌頭と言われているが、絵の才能は抜群だ。
三字熟語 | 金槌頭 |
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読み | かなづちあたま |
英訳 | blockhead thick-headed |
使用漢字 | 槌、金、頭 |