陰日向とは

かげ」と「日向ひなた」、すなわち日光が当たらない場所と当たる場所という意味である。
この言葉は、文字通りの意味のほかに、比喩的な意味を持つ。
特に、「陰日向なくかげひなたなく」という形でよく使われ、「どんな状況でも変わらず」「表でも裏でも誠実に」「誰に対しても平等に接する」といった、偏りのない態度や行動を示すときに使われる。
また、人目に触れる「日向」と、人目につかない「陰」を対比し、裏表のある人物や行動を指す場合もある。
さらには、人間関係や性格の裏表、あるいは社会の表面と裏面のようなものを語るときにも登場し、深い含意を持つ言葉として使われることがある。

例文

・彼は陰日向なく努力するタイプで、誰からも信頼されている。
・陰日向のある態度は、長い目で見て信用を失う原因になる。
・人間社会には、常に陰日向が存在するものである。
・陰日向のない言動を心がけることが、誠実さにつながる。

三字熟語 陰日向
読み かげひなた
英訳 light and shadow
使用漢字