頓珍漢とは

言動や考え方が的外れであること、またはそのような人や様子を指す言葉である。
話の流れに合わない受け答えや、場違いな発言・行動を指して、「頓珍漢な答え」「頓珍漢な格好」などと用いる。
語源は明確ではないが、江戸時代の滑稽話などに用例が見られ、音の響きからも滑稽さや間の抜けた印象を与える表現である。

例文

・彼の返答はまるで頓珍漢で、質問の意図が伝わっていなかった。
・頓珍漢な格好で現れた彼に、誰もが目を丸くした。
・話の内容を理解していないと、頓珍漢な意見になりやすい。
・頓珍漢な行動を繰り返すと、信用を失うことになる。

三字熟語 頓珍漢
読み とんちんかん
英訳 nonsense
使用漢字